即日対応で親御様、お子様の気持ちに寄り添い、対象者の全行動を記録。(調査報告書・写真・動画・音声ほか)
学校では動いてくれない証拠を押さえます!!
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いじめが起きているのに警備強化の怪
東京の公立小学校ではこんな奇妙なことが起こった。この学校では小学5年生の女子児童が同級生からいじめを受けていた。この被害児童は、靴を隠される、教科書・ランドセル・体操着を汚されるという物壊し型のいじめを継続的に受けていた。どの児童がいじめを行っているのかもわかっていた。被害児童の友だちもそれを目撃していた。つまり被害児童本人の証言に加え、いじめとは無関係な第三者児童の証言もあったわけだ。その上で被害児童と被害児童の友だちはいじめの事実を担任の先生に訴え解決してくれるよう求めた。
被害児童は「○○さんと、○○さんと○○さんが私の持ち物を壊したりする」とはっきり言った。被害児童の友だちも「○○さん、○○さんと、○○さんが、△△さん(被害児童)の物を壊している」と明確に伝えた。さて、この学校の先生たちはこの児童たちの通報を受けてどうしたか?なんと、この学校の校長先生は「最近、校内で児童の私物が壊されているとの報告がある。外部から誰かが侵入している可能性があるので、学校の警備を強化します」と教職員と保護者に宣言した。もうここまでくると、いろいろな現場を見て来た私も開いた口が塞がらない。
誰が何をしているのか複数の児童が先生に知らせているのに、いじめだという事実は明々白々なのに、学校はいじめ対策を講じることなく本当に警備強化を行った。具体的には、先生たちが総出で学校のいろいろな場所を見張る。児童の靴がなくなった下駄箱の前に警備担当の先生たちが立って不審者を警戒する。学校で行事がある時は警察にまで警備を要請する。だから時々校門の前に警官が立っている。保護者会にも学校警備への理解と協力を求めたので、保護者も警備に参加する。この学校長のとんちんかんぶりには、さすがに事情を知っている一部の保護者たちが怒り出した。最も怒りを露わにしたのは、被害児童の親御さんと被害児童の友だちの親御さんたちだ。当然だが学校がいくら警備強化運動をしても、被害児童に対するいじめはなくならない。
そこで被害児童の親御さん、被害児童本人、被害児童の友だち数人とそれぞれの親御さんたちが集まり、いじめをなくすための会合を持った。探偵も被害児童の親御さんから「相談したいから」と言われ会合に参加した。ある親御さんが自宅の居間を会合の場として提供してくれた。会合には児童と親御さん合わせて十数人が参加したが、その中にはふだんは子供のことで表に出てこないお父さんも数人いた。席上、あるお父さんが「あんな学校に任せていてもいじめはなくならないので、探偵さんにちゃんと調査していただいて、動かぬ証拠を突きつけるしかない」と発言した。探偵は「それは可能ですが、その前にまずこれまでどんなことが起きたのか、いじめの内容を時系列でまとめてみましょう」と提案した。
そしてその場で、子供たちの協力を得てこれまで起きたことをまとめる作業を行った。その作業の最中、被害児童の親御さんも被害児童の友だちの親御さんたちも、だんだん怒りが抑えられなくなった。改めていじめの事実を整理するうちに学校のいい加減さが明白になり、怒りのボルテージが上昇していく。ある人は「この学校は馬鹿なんじゃないか」と言った。
「いじめの事実は明白なのに、こんな馬鹿みたいなことやっている学校に子供はあずけられない」と言い出す人もいた。結局、当時者録音など探偵的な調査をする前に、親御さんたちがこれまでの出来事をまとめた資料を持って直談判することになった。直談判の相手はもう学校ではない。
学校に言ってもムダだと感じた親御さんたち6,7人が、地域のPTAや校長会に資料を持って乗り込んだ。その結果、何が起こったか。私は資料作成の時点までしか協力していない。その後の成り行きは親御さんたちからの伝聞でしかわからない。が、事の顛末はこんな具合だった。地域の校長会に乗り込んだ親御さんたちはいじめの調査資料を突きつけて、出席者に向かって「お前ら馬鹿か」と言った。すると、学校の警備を強化した例の小学校長(この人は女性校長だったのだが)は「私は馬鹿じゃない。やれることはやっている」といって泣いたそうだ。それに対し親御さんは「的外れなんだよ、馬鹿」とやり返した。こんな極めて激しい会話が交わされた。
この親御さんたちの乗り込み事件を受け、PTAでも学校に対する激しい非難の声が上がった。実は、被害児童の友だちのお父さんは、地元自治会で主要な役割を果たすかなり威勢のいい人だった。このお父さんが当該校長に対し「いじめが起きているのに警備強化するような、そんな学校には子供はあずけられない。お前、ちゃんとできないなら校長やめろ」とまで言った。その結果、学校側は、学校としていじめている子を指導すると約束し実際に指導が行われた。するといじめは簡単になくなった。
このケースで加害児童だった数人の女子小学生は、被害児童のランドセルを壊したり、体操着をよごしたり、かなり悪質ないじめを行っていた。だが彼女たちは本質的に凶悪性が高い児童ではなかった。加害児童の親御さんも、担任からわが子がいじめを行っている事実を報告され素直に謝罪した。結局この案件は被害児童が当事者録音するまでもなく収束した。はじめから学校の先生が先生としてごく当たり前の行動をとっていたら、警察を呼ぶ必要もなかったし、校長も校長会で親御さんから馬鹿呼ばわりされることはなかったはずだ。それにしてもあの校長は何を考えていたのか?明らかにいじめ事案だと知りつつ学校の警備強化を行った。その理由がわからない。面倒くさいから、いじめ問題に関りたくない?それでも、教育委員会の自分より上位にいる人たちには、自分は立派に働いていると思ってもらいたかった?これがサラリーマン的感覚なのか。いじめが原因で自分の学校の児童が苦しんでいる。いじめが被害生徒の心の傷になるかもしれない。この校長は、それを知りつつ自分の体面を繕うほうを優先したのか。
いじめ相談に訪れたお母さんに校長がセクハラ
長年いじめ調査を行っていると時々とんでもない事案に遭遇する。数年前、中学1年生の娘さんがいるお母さんから事務所に電話がかかってきた。その人の娘さんは東京山の手地区にある公立中学校に通っていた。
お母さんによると娘さんはその学校で、友だちに上履きを隠されたり、シカトされたり、革靴を切られるいじめに遭っている。そのお母さんは、探偵の事務所がいじめ相談を受けると知り電話してきた。お母さんは電話してきた段階で「証拠を集めて、学校をギャフンと言わせたい」という勢いだ。が、探偵はいつものように「まず、学校の先生に事実を告げて相談してください。その結果を見て、調査が必要かどうか考えましょう」と言って電話を切った。
1週間が経過し、またそのお母さんから電話がかかってきた。そのお母さんは開口一番こう言った。「気持ち悪い…」どういうことか?その時のお母さんの話はこうだ。いじめの相談がしたいと学校に電話したら、担任ではなく校長先生が電話に出てきた。校長先生が「直接、会って話を聞いてくれる」というのでお母さんは、勇んで学校を訪ねた。ところがその校長(男性)はお母さんを校長室へ招き入れ。2人きりになるといきなり説教を始めた。
「お宅は母子家庭で、父親がいないから、子供がなめられてそういいうこと(いじめ)になるんだ」確かにこの家は母子家庭だった。しかし、娘さんがいじめられるのと、母子家庭とは無関係だ。が、ここまでなら、なんという的外れで品のないヤツ、で済んだかもしれない。こともあろうに、この校長は校長室でお母さんの手を握り「1人だと大変でしょう。時々、お宅に寄らせてもらえるかな」と言った。要するに、いじめ相談で訪れたお母さんに向かって、それとなく愛人になれと誘っているのだ。ちなみに校長は50代で既婚、お母さんは30代半ばで離婚歴があり女手一つで娘さんを育てている。
おい、おい。これではいじめ調査の前にセクハラ調査が必要になるぞ、と探偵は思った。前述の通り、もともと探偵業界でいうところの当事者録音は、セクハラ、パワハラなどの被害者が被害の証拠を残すために行う調査手法だ。
さすがの探偵も、この時ばかりは感情的になり「そんなクソ校長は頭にくるからクビにすべきだ」くらいに思ってしまった。早速、お母さんに当事者録音について説明し、セクハラの証拠を取るために、後日録音機を身につけて再び校長室を訪問してもらった。もちろん、いじめの相談という名目で。録音されていると知らない校長は、お母さんの2度目の訪問に感激したのか、お母さんの手は握るわ、胸は触るは…むき出しのエロおやじと化した。その結果、「胸を触らないでください」「手を握らないでください」と女性が懇願する声と「いいいじゃないか」とおやじがささやく声がバッチリ録音された見事なセクハラ現場の証拠ができ上がった。
さて、ここから先はどうしたものか?ここでお母さんがセクハラ被害を訴え出てもいいが、それではお母さんも傷つくしお子さんのいじめは解決されない。悩んだ末、依頼者であるお母さんと私が、直接校長に会って事実をありのままに伝えることにした。探偵は、その校長がいる中学校のすぐ近くから学校に電話をかけ、校長を電話口に呼び出した。
「○○さんのお母さんに頼まれて電話している者です。」と名乗った上で、「あなたが○○さんのお母さんにしたことの証拠をすべて音声データとして持っている。今すぐ会ってお話ししたいことがある」と告げた。すると…次の瞬間、校長は、まるでロケットのような勢いで校門から飛び出してきた。その狼狽ぶりたるや凄まじい。こちらが校長に近づき、とりあえず静かな場所でお話ししたいからと近所の喫茶店に入ろうとすると、校長が「そこは保護者が経営している店だからダメだ」と言い出し…わざわざバスに乗って隣町のファミレスに移動した。移動中、校長のケータイは鳴りっぱなしだ。
どうやら学校の予定をすっぽかして出てきた様子で「あ、それは、緊急の用件ができたから行けない。お腹が痛くなったからと言っておいてくれ」などと電話の相手に、必死に言い訳している。
ファミレスに入ると探偵は、校長に当事者録音で得た音声データを聞かせた。すると校長の顔が真っ青になった。そして眉間にしわを寄せ顔面蒼白のままこう言った。「カネか。カネを払えばいいのか。どうすればいいのか」「…」とんでもない話だ。この校長は探偵と依頼者をゆすり目的の輩と勘違いしている。ここで金品を要求すればあからさまな恐喝だ。セクハラ事案として事を進めるなら裁判を起こし、事を公にしなければならない。校長のもの言いにはかなり頭にきたが次の瞬間、依頼者であるお母さんがこう言った。「私のことはいいんです。あの子がいじめられないよう…いじめにちゃんと対処してください」
この日の翌日から依頼者の娘さんが通う中学校は一変した。いじめている生徒は先生に呼び出され厳重注意。いじめていた子供たちの親も呼び出され厳重注意。加害生徒の親御さんは先生から「公立中学でも退学に近い処分もできる」とまで言われた。いじめを見逃した担任は校長から大目玉を食らった。いじめは一瞬にして見事になくなった。
探偵はこの話を、依頼者と依頼者の友人、特に母子家庭のお母さんネットワークから聞いた。それにしても、その後のこの校長先生の様子を聞くと、まるで別の人格が乗り移ったかのような豹変ぶりではないか。
他人が困っていても動こうとしない学校長も、保身のためなら必死になるのか。どちらにしても、学校の先生が本気でいじめをなくす努力をすれば、ちゃんとした成果が上がる。この一件で私は確信した。そう、本気になれば先生はできるのだ。にもかかわらず多くの先生が本気にならない。
結局この案件では、当事者録音は行ったが探偵による調査は発生しなかった。よって報酬はいただいていない。
Love&Free探偵事務所では、学校でのいじめ調査に適した最新機器の貸し出しも行い、証拠確保をお手伝いしています。
浮気調査等で得たノウハウを活かして、大切なお子様の命を守るお手伝いをしていきます。我が子のかけがえのなさは理解しているつもりです。
探偵の調査がお子様の現状を助ける第一歩になることを、これからも目指していこうと心に誓います。
Love&Free探偵事務所の相談員は勇気を出して一歩踏み出そうとしている依頼者様の心に寄り添い、最善の対策をご一緒に考えさせていただき、調査後も相談に乗っています。大切なご家族が人生の岐路に立っているかもしれない大切な時期にお仕事をさせていただくことで、深い絆のようなものが生まれることも多々あります。依頼者様のご家族が弊社の調査結果により、新しい人生に明るい希望を持った気持ちで巣立っていかれることが最高のやりがいです。
Love&Free探偵事務所の探偵調査員は百戦錬磨の経験とスキルを持って依頼者様のために動いています。
Love&Free探偵事務所は常に依頼者様ファーストを心がけています。
絶対的に勝てる証拠収集を現場で行うと同時並行して、依頼者様の心に寄り添い、どうしたら依頼者様が未来を幸せに暮らしていけるのかを一緒に考えていく探偵がLove&Free探偵事務所です。
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(「いじめと探偵」 幻冬舎新書・阿部泰尚著 から一部引用させていただいています)
いじめの問題解決は「証拠」が大変重要です。
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